ホーム柵日本会議の目的・会の趣旨
通勤や通学、あるいは旅行などで日常的に利用している駅のプラットホームで危険を感じられたことはないでしょうか?
もし、なんらかの事情でプラットホームに転落したら、そこへ電車が入ってきたら大変なことになります。プラットホームは高さがおおよそ1メートル10センチ(新幹線では1メートル25センチ)あり、転落したら大けがをする恐れもありますし、大人でも容易にははい上がれません。
2001年1月に東京の新大久保駅で、酒に酔った男性がホームから転落し、これを助けようとしてホームから降りた二人の男性(カメラマンの関根さんと、韓国からの留学生のイーさん)ともども入ってきた電車にはねられて死亡するという事件は大きく報道されました。この人を助けたいという善意から亡くなった関根さん、イーさんの志を受け継ごうではありませんか。すべての人の安全のために、すべての駅にホーム柵を設置させようではありませんか。
この事件をきっかけとして、国土交通省はプラットホームにホーム柵(ホームドア、ホーム柵などとも言われます)を設置することを推進すると決めましたが、実際の設置は遅々として進みません。
ホームにホーム柵を設置することは、技術的にはほとんど解決済みです。新幹線の多くの駅、都営地下鉄南北線など、すでに設置されている駅・路線もあります。既存の駅に設置することは、やる気になればできることなのです。
全国の駅にホーム柵を!
この運動を発展させるためにぜひ、「すべての駅にホーム柵を 日本会議」にご参加ください。
視覚障害を持つ青山和平さんからのお手紙
私は、鉄道を使ってひとりでさまざまな所にでかけています。視覚障害者が一人で出かけて歩くことは、大変な緊張を強いられます。 たとえて言えば、普通の人が、信号も横断歩道も無い、車が頻繁に走っている道路を渡るときの、あの緊張感を思い出してください。駅のホームを歩くことは、上記の緊張感を常に強いられているということになります。
駅において、乗るときには慣れた駅からですので、ややいいのですが、乗換えや見知らぬ駅に降り立った時などは、階段の場所までたどりつくのに大変苦労します。 私は、ホームの真ん中を歩いています。そこには、自動販売機をはじめ、さまざまなものがありますが、その横を通り抜けることは、また大きな緊張感を伴います。
皆さんは、点字ブロックがあるのだから、そこを歩けばいいのではと思うことて゜しょうが、しかし、そこが一番危険な所なのです。なぜなら、駅の放送を聴けば お解りでしょうが、「黄色い線まで、お下がりください」と流れています。これは、一番危険な所が視覚障害者に提供されているということなのです。 健常者の方々でも、電車が入ってくる時に、あのホームの端から90センチしか離れていない 黄色い点字ブロックの上を歩くことには多少の不安を感じると思いますが、見えないことはそれが恐怖となっていきます。それは、押されたらどうしようとか、点字ブロックからはみ出したらと思いながら歩いているわけです。事実 私は3年前に、松戸の駅で斜めに歩いてしまい、走り出した電車に腕がぶつかってしまいました。
私がなぜ毎日のように一人歩きをしているかと言いますと、このホーム柵会議のことをはじめ、さまざまなことをやっていまして、鉄道を利用することが多いわけです。それは、中越地震のボランティアだったり、中世の城跡の保存運動だったり、障害者以外のことをやっています。特に、地震直後長岡まで一人で往復した時には、ホーム柵の必要性を強く感じました。 私は 21世紀は、障害者が健常者と同じように、さまざまなことをやっていく世紀だと思っています。そして税金の払える障害者が増えていく世紀でありたいとおもっています。 障害者が、環境問題や教育問題などに取り組んだり、さまざまなボランティアをすることができるかと言えば、意識があっても状況は厳しいものがあります。税金についても、働く場所と企業の障害者に対しての不公平が、それを妨げています。
私は、さまざまな問題のうち、安全にスムーズに移動できる交通機関が、とりあえず必要と考えました。ホーム柵の設置は、その意味から言えば最低の条件です。